焚き火は、キャンプの最大の楽しみではないでしょうか。いきなり初心者のキャンプで焚き火台を購入する余裕はないし、何しろハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。しかし、最近の焚き火台は、バーベキューコンロとしても使えるものが販売されています。まず、初めてのキャンプで焚き火をするかしないかはおいといて、バーベキューも焚き火もできる優れモノのキャンプ道具を検討することをおすすめします。
それでは、キャンプ初心者が失敗しないための焚き火台の選び方を紹介していきます。
バーベキューも焚き火も楽しめる焚き火台がおすすめ
初心者の方は、バーベキューもできて焚き火も楽しめる一石二鳥の焚き火台をおすすめします。その理由は、まず1つの道具で2つのことができるということは焚き火台に限らず、荷物を減らすことができるという最大のメリットがあります。
初心者に限ったことではありませんが、キャンプではできるだけ荷物を減らすことは必須といっても過言ではありません。まず、荷物が多いと疲れます。キャンプでの準備も大変、後片付けも大変、何よりキャンプが終わった後、どこに収納するかで困ります。
最近では、キャンプ用品の収納場所がないということで有料のトランクルームを借りる方も増えてきました。個人的な考えとしては、最小限に荷物を減らしても置き場所がなく、トランクルームを借りるのは仕方ないです。しかし、工夫をして道具の数を減らすことができるのであれば、それに越したことはありません。
焚き火台を買うときの重要な4つのポイント
掃除が簡単にできるかどうか
バーベキューや焚き火をした後の焚き火台は、汚れがひどくて後片付けが大変です。複雑な造りをしたものは、パッと見てかっこいいです。しかし、掃除が大変です。見た目を選ぶか、後片付けが楽な方を選ぶかでいうと、初心者の方は後者を選びましょう。
たとえば、慣れたベテランキャンパーさんが15分で出来ることは、初心者キャンパーさんであればベテランキャンパーさんの2倍かかると考えておいた方がよいでしょう。とにかく、初めてのキャンプは時間が足りないと感じることが頻繁にあります。だから、掃除の時間を短縮できるシンプルなものをおすすめします。
焚き火台の大きさ
初心者の間はコンパクトなサイズを選ぼうと考えていたら、それは間違いです。逆に大きなものを選ぶようにしましょう。その理由は、焚き火に使用する薪を買ったサイズのまま割らずに使えるかどうかは重要なことだからです。
薪を割らないといけないとなると、薪割り用の斧が必要になります。また、薪割りの時間も必要です。市販で売られている薪の一般的なサイズは、30cmから40cmぐらいなので、40cm以上のものがおすすめです。小さな薪ではなく大きな薪を使うことで、より迫力ある焚き火を楽しむこともできます。
燃焼効率
燃焼効率とは、簡単に火がつくか、火がついたあとよく燃えるかどうかということです。なかなか着火しない、着火したけど火が続かず、すぐに消えるなんてことになると焚き火がつまらなく感じてしまいます。それでは、火が付きやすい、よく燃える焚き火台の構造ってどういうものかというと、深さがあるか底部から上部にかけて広がっている逆四角錐の形状をしたものです。この形であれば、一度火が付いてしまえばあとは、薪を投入するだけでいつまでも燃え続けてくれるので、のんびりと焚き火を楽しむことができます。
丈夫な材質かどうか
火を使う道具は、タフでなければ簡単に壊れてしまいます。焚き火台は、そこそこの価格なので数回使用しただけで使えなくなったなんてことは避けたいですよね。それでは、丈夫な材質は何かというとステンレスです。ステンレス製のものは、錆びにくく、熱による変形も少なく、長く愛用することができます。
おすすめの焚き火台
コールマン(Coleman) 焚火台 ステンレスファイアープレイス3
空気の流れを作りやすくしている燃焼効率の良い構造でよく燃える、ステンレス製で頑丈、少し複雑な造りですが見た目がかっこいい、コンパクト収納で持ち運びもしやすいといった特長があります。
Rikopin(リコピン) 大型 焚き火台
バーベキューも焚き火も楽しめる大型サイズのよく燃える焚き火台です。頑丈な造りでダッチオーブンも使用できるから、キャンプ料理の幅も広がります。
スノーピーク(snow peak) 焚火台
超有名ブランドスノーピークのロングセラーの焚き火台です。逆四角錘形状で、とにかくよく燃えます。シンプルでタフな構造で、組み立ても簡単、掃除も楽で初心者に最もおすすめしたい製品です。
まとめ
キャンプの楽しみとして欠かせないのは、バーベキューと焚き火です。紹介した焚き火台は、その2つを楽しむことができる機能があります。初心者の方は、デザインにもこだわりたいと思いますが、まずは使い勝手のよさを重視することをおすすめします。これが、キャンプ初心者が失敗しないための焚き火台の最善の選び方と言えるのです。