キャンプ初心者が失敗しないためのキャンプ場の選び方

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日本全国にキャンプ場はたくさんあります。最近では、設備が整った高規格のキャンプ場が増えてきました。もちろん、野営に近い区画が決まっていないフリーのキャンプ場もあります。キャンプ初心者の方には管理人が常駐している高規格のキャンプ場がおすすめです。

それでは、失敗しないためのキャンプ場の選び方を順番に説明していきます。

キャンプ場の場所について

キャンプも旅行と同じでついつい遠くに行きたくなるものです。キャンプ場の場所を決めるときのポイントとして、初心者の間は近所にするべきという意見もあります。それは、初心者の間は忘れ物も多くなりがちだから取りに帰れる距離のところが良い、キャンプの準備に多くの時間を要するので近くの場所を選んで時間に余裕を持った方が良いといった理由からです。

しかし、私の考えは逆です。初心者であっても、住んでいる地域の隣県ぐらいまでの遠さなら良いと考えています。たしかに、キャンプの準備は時間がかかります。しかし、準備の時間を充分に確保しておけば、キャンプ当日には関係ないからです。

忘れ物に関しては、ベテランキャンパーであっても忘れるときは忘れます。万一、忘れ物をしたときはキャンプ場に行く途中に調達できれば大丈夫です。あまり遠すぎると行くだけで疲れてしまうので、自宅から2時間以内のところであれば問題はないでしょう。

キャンプ場の設備について

最近は、設備の整ったキャンプ場が増えてきました。温泉の併設、Wi-Fi完備、電源付サイト、ウォシュレットのトイレ、炉付きサイト、シンク付きサイト、簡易トイレ&シャワー付サイト、アスレチック併設など。自然の中で不自由を楽しむのがキャンプなのに、なぜここまで設備の整ったキャンプ場が増えてきているのか?

ファミリーの場合、奥さんが設備の整った綺麗なキャンプ場でないと行かないといったケースがあると聞いたことがあります。おそらく、そういったことが理由ではないかと思われます。自然を楽しむのがキャンプなんですが、ファミリーの場合は家族みんなでキャンプに行きたいですよね。ソロキャンプの場合も清潔感がある方がいいですよね。

ということから、初心者には設備の整ったキャンプ場をおすすめします。

キャンプ場の売店について

キャンプ場の売店は、無いよりもあった方がいいです。忘れ物をしたり、電池、食材、薪や木炭が足りなくなったときに便利です。カップ麺やお菓子、お酒、ジュースなど、ちょっとした食べ物や飲み物も売っていて楽しいです。もし、売店がないと車を走らせて買い出しに行かなといけなくなり、せっかくのキャンプの貴重な時間をロスしてしまうことになってしまいます。

自分は忘れ物をしないと思っていても、ほとんどのキャンパーさんは忘れ物や食材が足りなくなった経験をしているはず。だから、売店があるキャンプ場をおすすめします。

キャンプ用品のレンタルについて

初心者が最初からキャンプ道具をすべてそろえるのは、かなりハードルが高いといえます。金銭的な面でもそうですし、使ってみてから買った方が良いものもあります。もしかしたら、初めてのキャンプで終わりにならないともいえません。オンラインで事前にレンタルできるショップもありますが、初心者はできるだけ荷物を減らした方がよいので、キャンプ用品をレンタルできるキャンプ場をおすすめします。

キャンプ場のスタッフについて

キャンプはトラブルがつきもの。小さなお子さんがいる場合、突然の病気やケガ、また、他のキャンパーが深夜に酔っぱらって大声で騒いだり、車のトラブルが発生した場合にキャンプ場にスタッフが常駐していると安心です。夕方までは管理人が常駐しているけど夜になると不在になるキャンプ場は多数あります。

初心者の方は、キャンプに慣れてくるまでは24時間常駐のキャンプ場を選んだ方がよいでしょう。

キャンプ場の地面について

ほとんどのキャンプ場は、芝生か土、砂利です。最も多いのは、所々に少しの芝生があるけど大半が土。初心者におすすめしたいのは、全面が芝生のキャンプ場です。

真冬の寒い季節以外は、土や砂利だとアリがたくさんいます。テントやテーブルに上ってきたり、時には足に上ってきます。全然気にならない場合はいいのですが。あと、芝生だと、ペグが刺さりやすくテントやタープの設営の時間を大幅に短縮することができます。

全部が芝生のキャンプ場は、そんなに多くはありません。でも、初心者の方が快適にキャンプライフを過ごすには芝生のキャンプ場をおすすめします。

まとめ

初めてのキャンプがグダグダで良い思い出が出来なかった場合は、1回で終わってしまうことも珍しくありません。

キャンプにハマる方の多くは、初キャンプをベテランキャンパーに上手にエスコートしてもらった場合や、トラブルやハプニングを楽しめる方に限ります。ただし、後者の方はソロキャンプがほとんどで、奥さんや子どもと一緒のファミリーキャンプの場合は難しいでしょう。

トラブルやハプニングはキャンプ道具の準備不足からも発生しますが、最も多いのはキャンプ場に原因があります。だから、キャンプ場を選ぶときは本記事の注意点を参考しながら、慎重に選ぶことをおすすめします。

ぜひ、楽しいキャンプを実現することを願っています。